2025年春に放送が始まった『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。その第9話「シャロンの薔薇」で、ガンダムファンを驚かせるキャラクターが登場しました。
それが、初代『機動戦士ガンダム』で登場した伝説のニュータイプ、ララァ・スンです。原作ファンなら誰もが知る彼女が、まさかの形で現代に蘇り、多くのファンの注目を集めています。
この記事では、ジークアクスにおけるララァの登場シーンや、その設定の違い、今後の展開予想など、初代ガンダムとの意外な繋がりを中心に詳しく解説していきます。
この記事を読むとわかること
- ジークアクス第9話でのララァ・スンの登場背景と演出
- 原作との設定・キャラクター描写の違い
- 「向こう側」の概念や今後のストーリーへの示唆
ジークアクスで描かれたララァ・スンの登場シーン
第9話「シャロンの薔薇」で、ララァ・スンが突如として登場したことは、作品の世界観を大きく揺るがす出来事でした。
彼女は、主人公マチュが目覚めた娼館「カバスの館」で登場し、マチュの命を救った存在として描かれます。
これは単なる偶然ではなく、ララァが持つ予知能力によるものであり、彼女の本質がジークアクスでも変わっていないことを暗示しています。
「カバスの館」での神秘的な再会
物語は、マチュが墜落事故から意識を失い、見知らぬ施設で目を覚ます場面から始まります。
そこにいたのが、成人女性として描かれたララァでした。
彼女はマチュに対して穏やかに語りかけ、まるで以前から彼女を知っていたかのような振る舞いを見せます。

この演出は、視聴者に“再生”や“転生”といったテーマを想起させる仕掛けでもあります。
夢で救う力、ララァの予知能力とは
ララァは、マチュが墜落する夢を見ており、その内容をもとに現場に向かい救助したと語ります。
これはニュータイプ特有の感応力に加え、未来予知に近い能力を備えたララァの可能性を示しています。
ジークアクス版ララァと初代ガンダムのララァとの違い
今回登場したララァは、初代ガンダムとは大きく異なる描写で、新たなララァ像を提示しています。
彼女の立場、年齢、デザイン、さらには声優の選定に至るまで、ジークアクスの世界観に合わせて刷新されています。
年齢・設定・立場の変化を比較
項目 | 原作ララァ | ジークアクス版ララァ |
---|---|---|
年齢 | 17歳 | 明確にされていないが、成人女性の描写 |
所属 | ジオン軍少尉 | カバスの館(中立的立場) |
搭乗機 | エルメス | 未搭乗(現時点) |
このように、世界観の変化に応じた再構築がなされており、従来ファンにも新鮮な驚きを与える設定です。
声優交代で感じる新たなララァ像
ジークアクスでは、羊宮妃那さんがララァを担当しており、声質や演技も従来とは異なる印象を与えます。
潘恵子さんの透明感ある声と比べ、羊宮さんは包容力と神秘性を感じさせる落ち着いた演技で、“精神的に成熟したララァ”を演出しています。
- しっとりとした声色で深みのある人物像を表現
- 神秘性と精神性の強調
- 新時代のララァとしての再構築
ララァの登場が示すジークアクス世界の謎
ララァ・スンの登場は、ジークアクスという物語の構造に大きな疑問を投げかけています。
特に注目されているのが、彼女が語った「向こう側」という表現であり、この世界が他の宇宙と接続している可能性を示しています。
これは、ジークアクスが単なる外伝ではなく、“アナザー宇宙世紀”の試みであることを裏付けています。
「向こう側」が意味する多元宇宙的構造
劇中でララァは、明確なキーワードとして「向こう側の世界」を口にしています。
これは過去のガンダム作品、とくに宇宙世紀正史と何らかの接点があることを暗示する表現です。
ジークアクスの舞台となるU.C.0085が「ジオン勝利後」の歴史であることも含めて、正史とは異なる“もう一つの歴史”が語られていると解釈できます。
「シャロンの薔薇」とエルメスの関係
第9話で登場した「シャロンの薔薇」は、その名からして印象的なモビルアーマーです。
これは明らかに、初代『機動戦士ガンダム』でララァが搭乗していた“エルメス”のオマージュと捉えられています。
ただし、ジークアクスではまだララァが操縦している描写はなく、彼女と機体が精神的に繋がっているような描写が見られます。
マチュとの精神的な共鳴と再生のテーマ
マチュとララァは、直接的な関係性こそ明かされていませんが、感応能力を通じて互いに深く影響を与え合っています。
「彼女は誰かの記憶を継いでいるのでは?」という視聴者の声がSNSでも見られるように、マチュ=ララァの生まれ変わり説も浮上しています。
- 強力な感応力(ニュータイプ能力)
- 人を癒す存在としての描写
- 過去の人物を彷彿とさせる発言・仕草
ジークアクス第9話におけるララァ登場の意味と今後の展開まとめ
ララァ・スンの再登場は、単なる懐古的演出ではなく、ジークアクスが描こうとしている“新たな宇宙世紀”の象徴です。
彼女の存在が示す方向性は、過去を踏まえながらも、ガンダムの本質的テーマの再解釈ともいえるでしょう。
ファンの反応とSNSでの注目ポイント
放送直後、X(旧Twitter)では「ララァだこれ!?」「魂がざわついた」「こんな形で再登場するなんて」といった反応が相次ぎました。
Pixivなどでも早くもイラスト投稿が始まっており、ファンの創作意欲を刺激する描写となっています。
新たなガンダム神話の幕開けに期待
庵野秀明氏と富野由悠季氏の共同作業により、ジークアクスはこれまでのガンダム像を刷新しています。
ララァは、その最前線に立つ存在として、シリーズの過去と未来を結ぶ重要なキャラクターといえるでしょう。

この記事のまとめ
- ジークアクス第9話でララァ・スンが再登場
- 「向こう側」が宇宙世紀と繋がる鍵として登場
- 初代ララァとは設定・性格・年齢が異なる
- 声優・羊宮妃那による新しいララァ像が話題に
- マチュとの共鳴描写から転生説も浮上
- 「シャロンの薔薇」はエルメスの象徴的存在
- ララァ再登場で多元宇宙的な物語が加速
- ファンの反応も多く、SNSで注目の的に
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